2023.06.02
応用編発泡プリント
こんにちは、グラニフ生産管理部のKです。
今回は「発泡プリント」についてご紹介します!
発泡プリントって何?
発泡プリントとは、熱を加えると膨らんで立体になる特殊な印刷方法です。通常使用するシルクスクリーンのインクに発泡剤を混ぜ、通常のプリントと同じように刷った後、熱を当てて膨らませます。
発泡剤の量や熱をかける時間によって、膨らみ方の仕上がりが変わってきます。細かい表現には不向きですが、色を付けることも可能で、通常のプリントでは表現できない質感と立体感を生み出すことができます。
熱を当てる際は「熱プレス機」や「トンネル」といった機材を使用します。熱プレス機は大型アイロン、トンネルは高温乾燥機だと思っていただくと分かりやすいかと思います。
発泡プリントの特徴
プリント工場の方に発泡プリントの特徴を伺ってみました。
「通常のプリントとインク自体は変わらないのですが、発泡部分は通常よりもインクを厚く乗せないと膨らみません。さらに、乾く前の水分が多い状態で熱プレスをかけても膨らまないため、インクを刷った後は少し乾かす工程を挟みます。これらを踏まえると、発泡プリントは通常の倍近く時間が掛かる加工になります。」
現場ならではのコメントですね!
また、インクが膨らむ分、色が白っぽく(薄く)なってしまうことも。
発泡プリントを使用した「Ebiten」Tシャツでは、1stサンプルの衣の色が生っぽい仕上がりになってしまったので、2ndサンプルではそれを計算に入れて美味しい衣の色になるように黄色を調整してもらいました。
発泡アイテム
上記でご紹介した「Ebiten」Tシャツは残念ながらすでに販売が終了していますが、モコモコっとした発泡プリントが気になった方にはこちらもおすすめです。
グラニフ公式オンラインストアで「発泡」と検索すると、他にもたくさんのアイテムに出会えます!
いかがでしたでしょうか。大人も楽しめるデザインがグラニフの魅力でもあります。
ではまた、次回のプリントマニアで。