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暗闇で輝く「蓄光プリント」

こんにちは、グラニフ生産管理部のKです。
今回は「蓄光プリント」についてお伝えします。暗闇で輝く蓄光プリントとは??目指せプリントマニア!

蓄光プリントとは

蓄光プリントはその名の通り、光を蓄えて暗闇で光るプリント技法です。自然光や人工光を蓄えて、暗闇になるとインク自体が発光する、特殊なインクを使用します。

実は蓄光インクは身近なものにも多く使用されています。時計の文字盤、防犯キーホルダー、かつて一斉を風靡した「キン肉マン消しゴム」にも蓄光するものがありました(わからない人はネットで検索してみてね)。

それでは実際のTシャツで、光る前と後を比べてみましょう。

「ミッドナイトチューチューアニマルズ」

明るいところで見ると、白インクかと思いきや
光を蓄えた後は、暗闇で緑色に光る

暗闇で動物に出会ったときの不気味な感じと、目が慣れてその姿が見えてきたときの安心感。このように2段階で楽しめるのも、この技法の楽しいポイントですね!

「ビューティフルシャドーファインズマイウェイ」

なにやらキョロキョロしながら歩くビューティフルシャドーたち
暗闇では懐中電灯の光を頼りに探索する姿が浮かび上がる

ただ「光らせる」だけでなく、その特性が最大限に生きるシチュエーションと組み合わせられるかどうかが腕の見せどころでもあります。

蓄光インクの特徴とプリント方法

蓄光インク自体は透明性があるため、通常はホワイトインクを下に敷き、その上に蓄光インクをプリントします。

また、下に敷くインクの色を変えることで色を付けることもできます。そうすると明るいときは目立ちますが、光がインクの色に飲まれて発光はやや鈍くなります。

光を蓄えた後、暗闇で光っている時間は大体2分程度です。1分以降は徐々に発光が弱まって行き、最後の方はうっすらと光っている状態です。もちろん、発光が終わってもまた光を当てればまた復活します。

いかがでしたか?
特殊加工のTシャツを着るとワクワクしますね!蓄光のアイテムは他にもあるので、ぜひ探してみてください。
ではまた、次回のプリントマニアで。