vol.17

マグカップへのプリント

こんにちは、グラニフ生産管理部のAです。
今回はマグカップへのプリントについてご紹介します。

印刷方法

今回ご紹介するマグカップシリーズには、昇華転写プリントという手法が用いられています。転写紙に専用のインクで印刷をし、マグカップと密着させて、熱を加えると染料がマグカップへ定着するという手法です。

それでは、実際に生産している工場の様子を見てみましょう!

工程1. プリント

まずは転写紙に専用のインクでデザインを印刷します。通常のプリンターは4色のインクを使用しますが、色を鮮明に出すために、8色ものインクを使用できる特殊なプリンターで印刷していきます。

8色インクジェットプリンター
プリントされた転写紙(イメージ)

工程2. 裁断

自動で一枚一枚カットしてくれる「自動裁断機」で裁断します。完全には切り取れないので、最後は人の手で一枚ずつ丁寧に切り取っていきます。

自動裁断機
人の手も使いながら1枚に切り取る

工程3. 固定

マグカップひとつひとつに、プリントされた転写紙を固定していきます。

手に持っているのはプリントされた転写紙。
その下には固定用のゴムバンドが敷かれている
機械のレバーを下げるとぴったりと固定されます

工程4. 焼き付け

マグカップを窯で焼き、冷えたら転写紙をはがして完成です!

完成! 「エフィラアンドジェリーフィッシュ|マグカップ」

今回はマグカップのプリント工程をご紹介しました。

デザインを綺麗にプリントするためには、焼き時間やインク、固定用バンドの強さなどを細かく調整する必要があります。グラニフのプリント品質は工場の方々の日々の努力に支えられているのです。

マグカップはデザインの種類が盛り沢山なので、印刷工程を思い浮かべながらぜひアイテムも見てみてくださいね。

ではまた次回のプリントマニアで。