vol.15

高級感がアップする「フロッキー加工」

こんにちは、グラニフ生産管理部のMです。

今回はフロッキー加工についてのご紹介です。通常のプリントとは一味違う特殊加工。これを読んで、お店にある商品の実物もぜひチェックしてみてください!

フロッキー加工とは

生地に接着剤を塗り、細かくて短い繊維を圧着させ模様を出す加工のことです。反射の少ないマットな見た目で立体感があり、加工部分はベルベット生地のような肌ざわりになります。

実際に見てみましょう!

少しだけ立体感と、柔らかい繊維の質感がある

独特な風合いがあるフロッキー加工は通常のプリントより高級感が感じられます。

加工の工程

今回ご紹介するTシャツをプリントした工場では、生地にシルクスクリーンでフロッキー用のインク(接着剤)を刷り、その上にフロッキーシートを乗せ、ヒートプレス機で圧着させて作っています。

通常プリントの場合はVol.5でご紹介したパントーンなどで色指示を出しますが、フロッキー加工は繊維を貼り付けているのでインクで色味を調整することができません。そのため、予め工場から届いたフロッキーシート帳(色見本となるサンプル集)をもとに、デザイナーがイメージに近い色を選びます。

合わせ技もできる

素材の変化で奥行きがUP

こちらのTシャツでは水性プリントとフロッキー加工を組み合わせています。ラムチョップ本体は水性ラバーでプリント、「チョップPRO」の文字はフロッキー加工です。文字部分だけフロッキーにすることで、より迫力のあるラムチョッププロに仕上がりました。

いかがでしたでしょうか?

Tシャツでは久しぶりにリリースされたフロッキー加工の商品をご紹介しました。いつものデザインもまた一味違った印象になる特殊加工って面白いですね!

ではまた次回のプリントマニアで。