vol.13

ハイカットスニーカーへのプリント

こんにちは、グラニフ生産管理部のNです。

凹凸のあるものへのプリントは平面へのプリントに比べて難しい、というのはご存知でしょうか?

今回はハイカットスニーカーへのインクジェットプリント工程をご紹介します。段取りがとても大変で、丁寧に作業を進めていく必要があります。

1.マスキング

マスキングテープを使い、プリントしない部分をひとつひとつ隠していきます。この工程はすべて手作業でおこなっており、慣れた職人でも1足に8分ほどかかるそうです。大変ですがとても大事な作業なので慎重に進めていきます。

▲テープを貼るのはすべて職人の手作業
▲マスキングされたスニーカーがずらりと並ぶ

2.セッティング(柄合わせ)

頭上にカメラを設置してPCに映し、柄合わせを行います。

▲見上げるとカメラが!
▲画面に写し出されたスニーカーにあわせてデザインを配置

靴のサイズ毎、内側、外側でもそれぞれ調整していきます。

3.プリント

スニーカーをテーブルに固定してプリントします。

インクを塗布するヘッドとスニーカーの距離が一定でないとグラフィックのサイズが変わってしまうため、スニーカーは平行に設置します。

▲固定されたスニーカー
▲ラムチョップがプリントされました!

4.仕上げ

Tシャツと同じようにベーキング(熱処理)をしてプリント部分を乾かします。

▲ベーキング後、吐き出されたスニーカー
▲これでインクが定着しました。ラムチョップも嬉しそう

その後、マスキングテープを剥がして・・・完成です!

▲このスニーカーが、グラニフ店舗やお客様のもとへ

今回はスニーカーのプリント工程をご紹介しました。提携工場の日々の技術開発と職人の技によってグラニフのスニーカーは出来上がっているんですね。

「ひとつひとつの作業を丁寧に進める」というのは当たり前のことのようにも感じますが、日々それを実践することで品質が保たれていくのだと実感します。

ではまた、次回のプリントマニアで。